卒業生からのメッセージ
卒業生からのメッセージ
令和6年度 共同教育学部卒業
群馬県中学校教諭
臼井 幸葉さん
(静岡県立焼津中央高等学校出身)
群馬大学共同教育学部音楽専攻では、多彩な授業や演奏活動を通して、音楽の世界を幅広く学ぶことができます。入学当初は自分の得意な分野しか知らなかった私も、大学での4年間を通じて、音楽の多様な魅力に気づき、音楽の世界が大きく広がったのを実感しています。
なかでも「群大音楽科シンフォニカ」の活動は、学生が主体的に演奏に取り組み、仲間と対話を重ねながら一つの音楽をつくり上げる、まさに群馬県が推進する「主体的で対話的な深い学び」の実践の場です。この経験は、吹奏楽部の顧問として生徒一人ひとりの個性を尊重しながら指導する際の大切な土台となっています。
また、学年を越えた交流や、専門性の高い先生方の丁寧な指導が、安心して学びを深める環境を形づくっています。先生方は専門的な技術指導だけでなく、教員採用試験や教育現場の課題にも親身に対応してくださり、その支えを受けて私は生徒と向き合う力を育んでいます。
音楽と真剣に向き合い、人とのつながりを大切に過ごした4年間は、今、教育の現場で子どもたちと音楽を分かち合う原点になっています。
令和6年度 共同教育学部卒業
群馬県小学校教諭
小林 優斗さん
(群馬県立桐生高等学校出身)
音楽専攻の魅力は、「学びたいことを自由に学べる環境」が整っていることです。専門を教育に置きながらも、音楽に関する知識や技能を深め、豊かな人間性を育むための、幅広い授業が開講されています。ここは、なりたい自分を目指せる場所です。私は大学で声楽に出会い、人の声が持つ力に深く感動しました。声楽を中心に研究しながら、その学びを他の楽器にも活かして鍛錬を重ねてきました。そこで身につけた知識・技能、そして音楽に向き合う姿勢は、教員として働く今、教育現場で大いに役立っています。
そして何より、音楽専攻での楽しさの一つは、数多くの演奏会です。「アウトリーチ活動」のページにもあるように、多くの演奏の機会に挑戦できます。「群大音楽科シンフォニカ」では、学生が主体となって演奏会を企画・運営したり、自ら演奏団体を立ち上げたりすることも可能です。演奏会では、音楽を通して演者とお客様の心が通い合う瞬間があります。そのつながりを感じられたとき、音楽の力の大きさと、自分の音楽が誰かに届いたことの喜びを実感しました。お客様からいただいた大きな拍手とたくさんの笑顔は、私にとって何よりの財産となりました。
群馬大学では、恵まれた環境と、音楽にしっかり向き合える多くの時間が用意されています。みなさんも、なりたい自分を見つけ、この場でその夢を実現できることを心から願っています。
令和6年度 共同教育学部卒業
群馬県中学校教諭
髙橋 舞さん
(群馬県立藤岡中央高等学校出身)
音楽専攻では、音楽の専門的な知識や技術を学ぶことに加え、多くの音楽活動から「どのようにしたら教育現場で子どもたちに音楽の魅力を伝えられるか」を考えながら実践的に学ぶことができます。また、合唱やオーケストラの授業では、音楽専攻に所属する仲間たちと共に、音楽を作り上げる喜びや難しさ等、様々な感情を共有しながら実践を通して、演奏技術やその指導法、そして団結することの大切さまでを深く学べる環境が音楽専攻にはあります。
2年半の音楽専攻での学びを生かした教育実習をきっかけに、年間を通じてボランティアとして小学校の合唱部の指導をさせていただく機会や、中学校の吹奏楽に出向き楽器の指導をする機会があり、実際の教育現場での子どもとの関わりや多くの生徒と関わる音楽授業での指導、そして生徒と一緒にひとつの音楽に向き合う吹奏楽部での指導に大いに役立っています。
日頃から様々な面でサポートしてくださる先生方と、音楽に対する気持ちが熱い仲間たちに囲まれながら共に高め合いながら学んだ4年間は、教師として教育現場に立つ今、大きな糧になっていると感じています。
令和6年度 共同教育学部卒業
群馬県高等学校教諭
本間 さくらさん
(群馬県立高崎女子高等学校出身)
教員となった今、音楽専攻での4年間の学びは、確実に自分の音楽の引き出しを充実させてくれたのだと実感しています。理論から実践まで学べる、幅広く専門的な授業はもちろん、個々の演奏スキルを磨くことの出来る練習室という環境や個人レッスン、様々な演奏会に運営・準備から携われる機会も非常に魅力的です。
また、音楽専攻の特徴として、横の繋がりだけでなく、先輩後輩の縦の繋がりも強いという点があげられます。4学年合同で受講できる合唱やオーケストラの授業をはじめ、異学年の交流が絶えず、互いに切磋琢磨しています。専攻生の部屋でみんなで団欒している様子も印象的です。
教育の現場では、様々な音楽を自力で分析し内容を取捨選択した上で、多くの児童生徒と音楽の喜びを分かち合っていきます。つまり、音楽に対する知識や技能と、音楽の喜びを共有できる心のどちらも必要になってくるのです。私はそれらを、この音楽専攻で存分に学ぶことが出来ました。最終的に進む道が教員という職業ではなかったとしても、この4年間で得られる音楽の喜びと仲間との絆は、その先の人生においても、きっとかけがえのないものになるでしょう。ぜひ、自分の可能性をたくさん見つけていってください!
令和5年度 共同教育学部卒業
群馬県小学校教諭
石野 桃香さん
(群馬県立前橋女子高等学校出身)
音楽専攻の素晴らしさは、教職に関する知識を深めながら、音楽の専門技術も同時に磨ける点にあります。授業では、音楽科指導法だけでなく、実践的な演習、アンサンブル、日本の伝統音楽、声楽、ピアノ、そして音楽の骨格を形作る和声法など、幅広い内容が取り入れられています。これらを通じて、子どもたちに音楽の魅力をどのように伝えるかを、実践を通じて体得しました。音楽を教えるということは、ただ知識を伝えるだけでなく、その感動をどう共有するかを学ぶことでもあります。この学びの過程で、音楽が持つ無限の可能性に触れ、教える喜びと情熱を一層感じました。
授業を担当してくださる先生方は、音楽の知識だけでなく、教職に関する悩みや迷い、さらにはプライベートな相談にまで親身に応じてくださいました。どんな困難も一緒に向き合ってくれ、安心感と信頼感を抱いていました。また、授業を通じて他教科を専攻している学生とも交流する機会があり、これまで気づかなかった新しい視点から音楽を見つめ直すきっかけを得ることができました。
先生方と、多彩な個性を持つ仲間たちに囲まれ、意見を交換し、互いに刺激し合いながら過ごした毎日は、常に新しい発見と成長の連続でした。この充実した大学生活で培った経験や学びが、今の私を支える原動力となっています。
令和5年度 共同教育学部卒業
群馬県私立高等学校教諭
梶山 莉沙さん
(群馬県立高崎女子高等学校出身)
音楽専攻の魅力は、ただ音楽の専門的な知識や技術を学ぶだけにとどまらず、音楽活動を通じて人間性をも磨くことができる点にあります。特に、合唱やオーケストラの授業では、学年を超えた仲間たちと共に一つの音楽作品を作り上げる喜びを味わいながら、演奏技術はもちろん、指導法やチームワークの大切さまで、実践を通して深く学べる環境が整っています。こうした授業を通じて、異なる学年の学生同士の交流が盛んで、学年に関係なく仲が良いという点も、音楽専攻の大きな魅力の一つです。
そして、教員となった今、改めて感じているのは、音楽専攻で学んだ知識や経験が、教育現場や社会で大いに役立つということです。音楽を通して得た学びは、音楽以外の場面でも強力な武器となります。音楽専攻での時間は、自分自身を成長させる絶好のチャンスです。ぜひ、多くのことを学び、吸収して、新たな可能性を広げてください!
令和4年度 教育学部卒業
群馬県中学校教諭
金井 彬さん
(東京農業大学第二高等学校出身)
音楽専攻の魅力は、充実した環境でピアノや歌、楽器の練習に集中できる点にあります。一人暮らしや家庭の事情で練習が難しい場合でも、授業の合間や放課後にしっかりと取り組むことが可能です。また、音楽に情熱を持つ仲間たちと日々を共に過ごすことで、先輩・後輩・同級生と音楽について深く議論し合えるのも、大きな魅力です。
さらに、「群大音楽科シンフォニカ」の活動を通じて、合唱やオーケストラで仲間と共に音楽を創り上げる楽しさ、難しさ、そしてその過程での苦労を実感できます。準備や運営を通じて、「多くの努力と準備があってこそ演奏会が成功する」という大切な学びを得ることができました。この経験は、大学卒業後の仕事においても大いに役立っています。
このように、音楽専攻で得た経験は、音楽を愛する者にとってかけがえのないものとなるでしょう!
令和4年度 教育学部卒業
群馬県中学校教諭
津久居 咲妃さん
(伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校出身)
音楽教育を専攻する学生として、大学での学びは私にとって非常に充実したものでした。特に3年生からは、それぞれの研究室に分かれて専門分野を深く掘り下げる機会が与えられ、実践的なスキルや知識を多角的に習得することができました。私が所属していた声楽研究室では、声楽の本格的な技術だけでなく、様々な歌曲やアリアを通して、作曲家のエピソードや楽曲の深い分析を学ぶことができました。また、教員採用試験や卒業研究に向けた手厚いサポートもあり、とても心強く感じました。
合唱の授業では、グループで歌詞を深く考える活動を行い、特に中学校での合唱コンクールに向けた指導に役立っています。単に歌を合わせるだけでなく、作曲者の意図や楽曲の背景を生徒たちと一緒に考え、音楽に対する理解を深めながら合唱を仕上げていく過程は、大学での学びが非常に有用であると実感しています。
さらに、オーケストラや多言語の歌、合唱など、貴重な経験を数多く積むことができました。ここでは書ききれないほどの学びが、実際の教育現場で大いに役立っていると感じています!