主な専門科目
☝2024年度学部案内より転用
|音楽専攻カリキュラムの特色
●2年生から4年生にわたり、音楽指導に関する授業を受けます。
●演奏実技の能力を鍛えるため、1年生前期から4年生後期まで、実技の授業を受けることができます。日本の伝統的な歌唱では三味線(長唄)を学びます。
●1年生で音楽理論や音楽技能の基本をしっかりと身につけます。2年生からは作曲や音楽史を学び、音楽についてもっと深く理解できるようにします。
●2年生からは指揮法を学びます。指揮法を学ぶことは、音楽に対する理解を深め、教育現場で子どもたちとの信頼関係を築き、リーダーシップやコミュニケーションスキルを磨くことができるため、音楽を学ぶ人にとってとても大切です。
●3年生からは分野を定めて、専門教員のもとで高度な研究を行い、卒業研究に向かいます。卒業研究は声楽、器楽(ピアノおよび管弦打楽器)、作曲、音楽理論及び音楽科教育学の各分野から選択し、論文か演奏のいずれかを発表します。
|教育実習 詳しくはこちらから
群馬大学共同教育学部では、実践的指導力を備えた教員の育成を目指し、他大学に比べて実習期間が長く、教育現場で実践的指導力を身につける時間を十分確保している点が特長です。
1年次教育実習:教育現場体験学習 教育現場に出向き、子どもたちとふれあいます。
2年次教育実習:授業実践基礎学習 3年生の本実習を参観します。現場の教員や先輩の授業づくり、学習指導を学びます。
3年次教育実習:本実習(教育実習A(基礎)/教育実習B(応用))、介護等体験、幼稚園実習(履修者) 実習校において、様々な教育実践に携わり、それについての指導を受けます。
4年次教育実習:高等学校実習(希望者)
|取得可能な免許状
卒業時に取得
●小学校1種
●中学校1種(音楽)
それ以外に取得可能
●高等学校1種(音楽)
●幼稚園1・2種
●中学校2種(他教科)
又は特別支援学校2種
音楽教育
大学では、音楽教育を科学的に幅広く学べるよう、経験や開発、歴史、哲学、文化研究を含む内容が、研究と実践の両方を重視して設計されています。全体として、科学に基づいた音楽教育と、現代の高い要求に応える音楽教育を組み合わせて学ぶことができます。
学習指導要領の目標や内容を詳しく理解し、実際の授業でどのように教えるかを学びます。そして、模擬授業を通じて実践的な経験を積みながら、教育実習に備えます。授業中だけに限らず、仲間と一緒に指導案を作成したり、授業の振り返りを行ったりして、より楽しく充実した授業を行うための方法を考え、様々な工夫を試しながら教職に取り組みます。
教育実習が終わった後は、自分が行った授業を振り返り、問題点を見つけて改善策を考えます。これにより、将来の教育現場での視野を大きく広げていきます。また、音楽教育の理論と実践を現場をフィールドとして往還的に学ぶため、教職大学院に進学することもできます。
声楽
歌唱に関する基本的な知識と技能を理解し、身につけます。将来、教職での歌唱活動は欠かせないため、専門性を高め、自信を持って実践できる基礎を築くことが目的です。また、日本の伝統的な声楽にも触れ、歌唱を教えるために必要な基礎を学びます。
レッスンでは、自分の声に関する課題を認識しながら、声楽の技術を具体的な曲を通じて学び、基礎的な技能や表現力を高めていきます。歌唱技術は、言葉で説明するのではなく、実際に体を使って学ぶことで自身の成長を実感し、子どもたちにも同じ体験をさせることを目指します。歌ったり演奏したりすることが、人を豊かにし強くすることを学んでいきます。
器楽(ピアノ)
器楽実技を通して、表現や指導に必要な基本的な知識や技術を身につけます。伴奏法では、伴奏の基本を学び、自分の音楽表現の幅を広げ、学校で使うピアノ伴奏や弾き歌いに慣れていきます。また、コードネームを理解し、簡単なメロディに伴奏をつけられるようになることを目指します。
レッスンでは、ピアノ演奏の実践を通して、読譜の段階から高度な音楽表現にいたるまでの過程を学習し、中学校における音楽科授業を担当できる水準のピアノ演奏技巧が習得し、学校のさまざまな場面でピアノを活かせるように取り組みます。
器楽(管弦打・邦楽器)
器楽実技を通じて表現、指導を行う上での基礎的・基本的な知識・技術を身につけます。和楽器演習では、将来、中学校音楽科の教員として必要となる実践的能力や教材研究の基礎能力を身に付けます。合奏では基本的な事柄を、様々な形態のアンサンブルを通じて学び、オーケストラ、吹奏楽の基礎知識、楽器の演奏技術、合奏上の音色の調和、響きの作り方、さらにその指導法を、楽器学的、演奏学的観点から学んでいきます。
音楽授業に振幅と深みをもたらす器楽分野のよりよい理解と実践力の養成のために、リコーダー、撥弦楽器(ウクレレ)、和楽器(箏、三味線)等の器楽実技の実践や、管弦打楽器の演習を通してその特徴を理解し、演奏技能の修得、上達を図ります。
作曲・音楽理論
音楽の基礎知識や理論を学ぶことは、多様な音楽への理解を深め、音楽活動の基盤となります。
作曲や編曲活動を通して「創作」の本質について探究したり、今の時代における「創作」の必要性を問うたりしながら試行錯誤してゆきます。作曲法の授業では、ジャンルを問うことなく、これまでの音楽経験を生かした好きなスタイルでの作曲を行なっています。
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